男は稼ぐ 女は家庭を守る
私の幼少期はこの時代でした。
夫は仕事にでかけ、妻は旦那を見送った後、子供を幼稚園に預け、家の片づけをする。
クレヨンしんちゃんの世界観のままの家庭がごく普通で、妻も働きに出ていると聞くと、家計が厳しいのかな?というような印象を持たれることも少なくなかった時代でした。
また、幼稚園に通わせている家庭が多数で、保育園に通わせていると、お母さんも働きに出てるの?大変ね。と周りから噂される。
妻が働くことで、夫の稼ぎが悪いとみられ、保育園に預けることで、家計に余裕がないと思われる。そんな時代でした。
これだけ見ると、過ごしづらい時代だな。と感じますが、逆をいえば、多くの家庭は、夫の給料だけで生活できていて、妻が働く必要もなかった時代とも言えます。
女性の社会進出
女性の社会進出が世界的に推進され、管理職についている女性の割合や、女性の採用人数で、企業の価値が計られる時代になりました。
昔は、女性のなりたい職業といえば、保母さん、看護婦さんあたりがメジャー所で、最高位にスチュワーデスがランクインする感じでした。
今でこそ、保育士、看護師、CAと呼び名は変化し、男性も就く職業になりましたが、当時は、女性が働く職業というイメージが強くありました。
また、一般企業で女性が働く姿といえば、企業の受付とか、お茶出しとか、対外的に「華」を必要とされる場においてであり、ドラマ等で描かれる働く女性の姿には、憧れを抱きづらいものであったと記憶してます。
そのため、女性が中心で働いているような、保育士、看護師、CAになりたい職業が集中していたのも必然なのかなと今では思います。
2021年現代
2021年、時代は変わりました。
以下は、内閣府が出している共働き世帯数の推移です。
1980年と比較し、共働き家庭は倍に、専業主婦家庭は1/2になっています。
もう、旦那を見送って、子供を幼稚園に送って、ワイドショーを見ながらおかきを食べるミサエのような妻は希少種になっていってます。また、保育園に預けると家計の心配をされていた時代から、保育園に預けられるかどうかを心配する時代になりました。
女性の社会進出を推進する動きで、働きたい女性はもちろん、日本の長引く不況(20年間の名目GDP成長率は最下位&マイナス成長)で、夫の稼ぎだけでは家計が成り立たたなくなった家庭の、働きたくない女性も働きに出ることになりました。
変わる家庭像
夫も妻も働く時代になり、もう昔のように、男は仕事でいかに稼ぐか?女はどれだけ旨い料理を作るか?という価値観では成り立たなくなってきました。
どちらも働くことが前提の社会なので、これからは、定職があることは絶対条件で、旨い料理を作る男、稼ぐ女に人気が集まると思っています。
そうはいっても、そんな風に育てられていない夫と妻が、現代の共働きの流れに対応しようと試行錯誤していく様を記録し、同じような悩みを持つ家庭にとってプラスとなるような情報を、これからブログにしていけたらと思っています。
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