仕事、育児、家事、日々のめんどくさいことを執事がやってくれたら…。と考える日もあるかと思います。
そんな思いから作った、我が家のセバスチャンの話です。
機械的な作業は機械に任せる
私たちはめんどくさがり屋です。
とくに私は
共働き家庭、特にお子さんのいる家庭は、ひたすら時間がないと思います。
日中は仕事して、帰って飯作って、食って、子供の風呂入れて、飯食わせて、合間に洗濯機回して、掃除機かけて。
日々忙しく生活して、気づいたら、あれ?もう1カ月経ってる?ドラマの録画めっちゃ溜まってるし、見たかった動画配信の無料期間終わってる。。
なんてことざらにあるかと思います。
ただ、生活に追われている間は考える余裕もないのですが、
習慣づいちゃってるけど、別に自分がやらなくていいことって結構あったりします。
代わりの人にお願いするサービスとしては、家事代行や食材宅配サービスを使うことで家事にかかる時間を丸々節約できます。
ただ、人にお願いするとだいたい高くつくので、食洗機やルンバ、ドラム式洗濯機など、負担を軽減してくれる家電を使うことでも時間を作ることができます。
なるべく楽をして家族の時間がとれるように、我が家でも、便利なサービスや家電、スマートホームにまで手を出しているのですが、それ以外の時間もさらに削りたかったんです。
ただ、『それ以外の時間』というのは、既存のサービスがなく、かなり独自性の強い箇所になるため、もう自分で作るしかないなと考えたのが始まりです。
1作業2分程度の小さなことでも、毎日するなら一ヵ月で1時間になります。
1時間あれば、貯まったドラマ1本みれます。
そして、自動化すればするほど、使える時間がドラマ1本→映画1本→本1冊と増えていきます。
独自開発なら、アイデア次第でいくらでも時間を節約できます。
この記事を読んだ方の中から、『もしかして自動化できるんじゃない?』と、新しいアイデアが産まれたら嬉しいなと思い、我が家のセバスチャンを紹介することにしました。
LINE Chatbot – セバスチャン –
夫婦やカップルでのやりとりにLINEを使われている方は多いと思います。
我が家のセバスチャンは、LINEのグループ上に存在する独自のチャットボットです。
↓こんな感じでLINEに、夫婦+セバスチャンの3人のグループを作ってます。
日頃の会話については、セバスチャンは邪魔せずおとなしくしてます。
ただ、反応するキーワードをいれると、要望に沿った返答をしてくれます。
↑は、私の地域の不燃ゴミが隔週でして。。毎回カレンダーを見て、第2週目だから収集日だ!ってやる時間を削るために作った機能です。
チャットボットというと、りんなみたいに、人間の発信に対してAIが考えて返答してくる。みたいなイメージを持たれる方が多いかと思いますが、セバスチャンは特定キーワードにのみリアクションするタイプです。
もちろん、自分で考えて会話させることも可能ですし、作った当初は面白いから会話させてたんですが、夫婦二人の会話にガンガン入ってくるので、黙らせました。
お願いしたことだけやってくれる、従順な執事です。
これから、セバスチャンにどんなことをさせてるのかを紹介します。
家庭効率化に向けたアイデアの参考にしていただければ幸いです。
家計への振込額の計算
- 節約したもの
- 振込額を計算する時間
- パートナーへ振込を催促する時間とそのストレス
我が家では、共同口座を作っていて、毎月手取りの70%を振込むことになっています。
素直に手取りに70%掛けて終わりー。だったらよかったのですが、面倒だったのが、会社を通して契約している借上げ社宅の費用や保険でした。
手取りになる前に既に給与から天引きされてるので、手取り額が減ってお小遣いも少なくなるという問題がおきました。
結果、以下の画像のような計算式になり、毎月計算するのがめんどくさくなったので、セバスチャンに任せることになりました。
(『使い方』って聞いたら、なにをしてくれるのか教えてくれる優しい執事です。)
毎月、給与が入ったときのイメージはこんな感じです。(手当を含めた計算をしているおかげで、妻の手取りから7割丸々取らないようになってます。)
後は、セバスチャンに言われた通りの金額を口座に振り込んで、給料日の作業は終わりです。
計算の煩雑さが解消されたのはもちろんですが、想定外によかったのが、振込の催促をしなくてよくなったことです。
悪気はなくても、相手が振り込むのを忘れていた場合、どうしても催促する必要がありました。
まだ振り込まれてないよ?と催促するのは、言うのも言われるのもいい気はしないです。
セバスチャンが導入されてからは、LINE上で相手が振り込んだことが確認できるので、振込忘れもなく、変なストレスも解消されました。
この事例から感じたんですが、直接は言いづらいことをチャットボットに代弁してもらうことで、夫婦関係を良くできるんじゃないか?と感じてます。
現金支払の記録
- 節約したもの
- レシートから家計簿への転記
- 共同財布を持ち歩く手間とストレス
- 立替え忘れ
我が家は、キャッシュオンリーの店以外、家計用のクレジットカードで支払いをします。
理由は、クレジットで支払えば明細が残るためです。
そして、クレジットカードをマネーフォワードに紐づけて家計管理に時間をかけないようにしています。
なので、できる限りクレジットカードで支払いたいのですが、できない店ももちろんあります。個人商店の八百屋や肉屋とか。
その場合現金支払いになるのですが、我が家では現金を持っている方がその場で仮払いし、あとで家計の口座から個人の口座に振り込むようにしています。
ただ、支払いの都度振り込むと手数料が発生したり、なによりめんどくさくなるので、年に1回の清算としています。
そのため、支払いのすべてを残しておく必要があるのですが、記録をセバスチャンにお願いしています。
会計をし、店員がレシートの準備をしている間に、セバスチャンに『追加 {品目} {価格}』と書き込むと、記録してくれます。
記録しているものを見たいときは、『詳細』と書き込むと、これまで支払ったものを教えてくれます。
『合計』と書き込むと、それぞれの人が支払った総額を教えてくれます。
セバスチャンが存在する前は、物理的にも共同の財布を持って買い物をしていました。
が、荷物にもなりますし、なにより持ち歩いていないときの方が多かったんです。
そして、立て替えて支払っても忘れたり、支払金額が少ないとなぁなぁになってしまったり。ただ、少ない金額でも立て続けに支払うと気になってきたり。。
と、いろんなモヤモヤを解決してくれてます。
お金の問題は、機械的に機械に任せるというのが揉める要素をなくせていいなーと思ってます。
帰宅時間の通知
- 節約したもの
- 乗り換え案内を開いてから、帰宅時間を送信するまでの時間
仕事のロケーションが不定の方、出張の多い方は共感いただけるかなと思うのですが、こんなシチュエーションないですかね?
家ではパートナーが料理の準備をして待ってくれている。仕事が終わり、『これから帰る』連絡をする。ただ、準備をして待ってる側は、料理を温め直す時間を伺っていたり、もしかしたら待っている間に風呂に入れるんじゃないか?と考えていたり。
なので、『何時に着く?』と聞き返す。
このパターンが我が家は多かったんです。
聞かれた後は、乗り換え案内を開いて、今から乗る駅を入力して、降りる駅を入力して検索。結果をLINEで入力して、送信。
この時間が地味にめんどくさかったんです。
めんどくさいことは、セバスチャンに頑張ってもらいます。
『帰宅 {駅名}』と書き込むと、最寄り駅への到着予定時刻を教えてくれます。(仙台に特に意味はないです。)
1回LINEを送信するだけで、『乗り換え案内を開いて、今から乗る駅を入力して、降りる駅を入力して検索。結果をLINEで入力して、送信。』この作業から解放されました。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
リマインドしてくれたり、買い物リストを表示してくれたり、もう少し機能はあるのですが、頻繁に使ってる機能はこんな感じです。
次回は、需要がありそうなら、仕組みの説明や、簡単な作り方を書こうと思います。
5年くらい前に作ったので、思い出しながらですが…笑
あと、当時無料だったサービスが今有料になってたりするので、今無料で作るなら?という視点でまとめるかもです。
難しそう…って思った方もいるかもしれませんが、チャットボットをしゃべらせるだけなら、誰でもすぐできます。
『セバスチャンにお願いしたら、家の暖房がついておしゃれな音楽をかけて待っててくれる♪』くらいまで作ろうとしたら結構大変ですが。。
簡単な動きなら、今のご時世コーディングせずとも作ることもできます。
また、プログラミングの勉強をしたい方は、スクールに通うより、調べながら作った方が早く自分のものになるのでおすすめです。(自分の作りたいサービスを作るのでヤル気が圧倒的に違います。)
それぞれの家庭でより便利な機能を思いついたり、作ったりしたら教えていただけると嬉しいです♪
では、快適な生活を♪
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